【MOD紹介】構図の補助に使えるCamera Grid

【MOD紹介】構図の補助に使えるCamera Grid

こんにちは、がともです。第四回フォトコンではじめた審査員による講評記事、もう読みましたか?まだの方は是非読んでみてください。

この中で三分割構図(三分割法)というキーワードが何度か登場します。そのため、少しでもフォトコン参加者の手助けになればという思いで、構図決定の補助になるようなMODを開発しました。それがCamera Gridです。本稿では簡単に構図についての簡単な説明と、Camera Gridを構図補助にどう活かすのかを解説します。

構図

「写真の主役が一目でわかる」ものが、うまい写真と一般的に言われています。メインを際立たせ、それ以外の主張を抑えるということです。これを補助するのが構図です。構図とは仕上がりを考慮し画面のどこに何を配置するかという全体の構成のことを言います。

日の丸構図やトンネル構図、放射構図、アルファベット構図など様々な構図がありますが、今回は二分割構図、三分割構図に絞って説明します。そのほかの構図について詳細を知りたい方は解説しているサイトが多数ありますので調べてみてください。

三分割構図

写真の中でも基本中の基本と言われる構図です。画面を三分割し、その交点に被写体や背景の線をもってくることで、バランスの取れた作品に仕上がります。

左下にメインとなる座礁船を配置。陸の陰が上の線に、船底が下の線に沿う形で構成されていて安定感がある
右下にメインとなる排水施設。下の線に沿って植え込みが配置されている。
二分割構図

被写体を横か縦に分割したような構図です。水平方向の分割では水平線や地平線を撮影した作品によく用いられます。かならず上下半分で分割する必要はなく、あくまでも目安と考えればよいでしょう。

ああああああああああああああ水平方向に綺麗に二分割された作品。上半分の青空と下半分の雲海が対照的。建物内から撮影することで額縁効果も狙っている。

縦方向に二分割した写真は、左右対称のものを美しいと感じる人間の特性に訴えかける構図といえます。第4回大会にも縦方向に二分割した作品があり、いずれも異彩を放っていました。二分割構図をうまく活用した作品をいくつかピックアップして紹介します。

橋、鳥居、柱を中心に左右対称に構造物が配置されている。
こちらも中央を貫く道路とタワーにより左右対称性が際立っている。

Camera Grid でできること

今回紹介するCamera Gridは、二分割構図と三分割構図を補助するためにグリッドを表示するMODです。それぞれの使用例を見てみましょう。

二分割構図
dだ二分割構図利用時のイメージ
実際の作品
三分割構図
三分割構図利用時のイメージ
実際の作品

使い方としては、グリッドを表示した状態で構図を決めて、Cinematic Camera ExtendedやFirst Person Cameraなどの撮影用MODでUIを消して撮影します。初期設定ではCtrl+Jでグリッドを表示できますが、オプションからショートカットを変更できます。他のMODと競合しないよう設定しご利用ください。

終わりに

今回は二分割構図と三分割構図を補助するCamera Gridを紹介しました。フォトコン用にと作ったMODではありますが、もちろん普段のスクリーンショット撮影にも活用できますので、是非使ってみてください。

構図はこれらのふたつだけではないため、表現したい内容に応じて構図を使い分けてみてください。構図をうまく使い分けたすばらしい作品をフォトコンで見られるのを楽しみにしたいと思います。