支柱消し記事をご覧いただきありがとうございます。今回はパート2ということで、特定の制約下で威力を発揮する支柱消し、支柱消しと併せて駆使することで見栄えを良くする技を中心に紹介します。第1回を未読の方は、こちらを先にご覧ください。
制限はあるが簡単にできる支柱消しの亜種
継ぎ足し式(水平&直線)
条件:柔軟型かつ水平かつ直線
一番手軽にできる支柱消しです。前回紹介したやり方が難しいと感じた方でも楽々できるのでぜひ試してみてください。
- 短めの高架道路を水平かつ直線に敷設
- 柱と柱の間の高架下に道路を敷設
この際、なるべく柱に近づけて敷設する。 - 上段の高架道路を少しだけ延伸
- 以降2,3を繰り返す
水平かつ直線とこれまでの手法に比べてやや厳しい条件ですが、条件さえ満たしてしまえば圧倒的に楽な手法といえます。
分岐ずらし(水平)
条件:柔軟型かつ水平
柔軟型で分岐させると分岐点の下に支柱ができることを利用した技です。同種の技に支柱を任意の場所に出現させる技があります。(支柱ずらしは画像参照)
支柱ずらしの際に支柱位置の再計算を行っています。分岐ずらしによる支柱消しでは、この仕様を利用して支柱なしのエリアを拡大します。具体的な手順は以下の通りです。
- 水平な高架道路を敷設(本線と呼ぶ)
途中で支柱が出ても構わないので、気にせず好きな長さで敷設しましょう。 - 柱と柱の間を1箇所選び高架下に道路を敷設
この際、なるべく柱に近づけて敷設する。 - 2の少し先の高架道路で分岐
- 以降2,3を繰り返す
この手法を使うとどうしても曲線に歪みが生じます。よって、きっちりと綺麗な形に揃えたい場合などは避けたほうが良いでしょう。ただし、曲線道路でも手軽に支柱消しできるこの手法は覚えておいて損はないです。
見た目を良くする技
33m差未満の重層高架道路
このゲームで二重の高架道路を敷設する場合、約33mの高低差が必要になります。
接地道路や立体交差するだけの場合は9m差で充分なのですが、二層の高架を同方向に伸ばすとなると一気に必要な高低差が跳ね上がります。本項では高さが9m差の高架であっても敷設する方法を紹介します。この技と支柱消しを合わせることで上下に詰まった重層高架を作れるようになります。
手順は以下の通り。
- 上段になる高架道路を敷設
あらかじめ支柱消ししておくと良いです - 下段(本線)の高さに合わせて外側から1の下に立体交差するように高架道路を敷設
同様の手順で加工したい区間
※文章だけではわかりづらいため画像を見てください - 2より少し高くなるように盛土
- 本線を別種の接地道路として仮敷設
後にアップグレードするため、予定とは別種の道路を使用してください
- 4の道路で枝道と枝道の中間点を掘り下げます
真上視点にしてカメラが動かなくなるまで掘り下げると良いです。また、分岐の地点は掘り下げないように注意してください。 - 本線を目当ての高架道路にアップグレード
- 盛土と枝道を撤去
下段を支柱消しする場合は7の盛土撤去をする前に「接地+高架式」で支柱を消すと再度盛土する必要がないため楽です。
手間はかかりますが、これでより現実的な高低差の重層高架道路を敷設できるようになりました。今回は二重までの紹介でしたが、手順を繰り返すことで三重四重など他重層も可能ですので是非チャレンジしてみてください。
歩道の支柱消し
高架歩道も車道と同じ要領で支柱消しできますが、本来の支柱があった場所に歩道や道路を敷設すると消したはずの支柱が再出現し、結果的には支柱出しと同じ状態になります。
上記制限があるとはいえ、支柱消しを使わないとできない図のような構成も可能です。景観的には十分に魅力的な要素となるのではないでしょうか。
斜め分岐や複雑な分岐の支柱消し
条件: 柔軟、支柱のない場所
支柱のないところであっても分岐させると支柱が出現してしまうことがあります。このような場合でも支柱を発生させないようにする技を紹介します。斜め分岐や複雑な分岐、未舗装道路など判定に癖がある場合に特に有効です。
手順は以下の通り。
- 高架道路(本線)を敷設
- 本線より低い位置に外側から本線に向かって高架道路を敷設
本線の真下で止めます
高さの違う位置に下書きをするようなイメージです - 2の延長線で、接地道路を外側から本線に向かって敷設
これが支柱防ぎになるため2の道路ギリギリまで寄せます
- 2の道路を削除
- 本線と同じ高さで2を引き直し
支柱消しのまとめ
今回で支柱消しとそれを取り巻くテクニックの紹介は終わりです。改めてそれぞれのテクニックの選定基準を確認してみましょう。
必ずしもこの図を暗記する必要はありませんし、全ての方法を覚える必要もありません。しかし、一つでも皆様の参考になって、街づくりに活用していただければ幸いです。
最後に、支柱消しを編み出し、勉強会まで開いてくださったエンさんにこの場を借りて感謝申し上げます。