新DLC「Airports」では何が変わる? 何ができるようになる? βテスターが発売前に全部解説します

新DLC「Airports」では何が変わる? 何ができるようになる? βテスターが発売前に全部解説します

こんにちは、Cities: Skylines配信者&アセットクリエイターの神乃木リュウイチです。

1月25日(日本時間1月26日0時)に、Cities: Skylinesの新作DLC「Airports」が発売されることになりました。

この記事では、この「Airports」について、何ができるようになるのか、どういったゲームシステムなのかといった情報をご紹介していきます。

私はParadox Interactiveの公式コラボレーターとしても活動しており、この記事はその一環としてのものになります。

なお、私のYouTubeチャンネルにも動画の形で紹介を上げていますので、こちらもぜひご視聴ください。

「Airports」では何ができるようになる?

空港エリアを指定する様子。空港は平地である必要があるため、整地も同時に行われる。

今回のDLCは、「空港」を制作することで都市をより発展させる内容になっています。具体的には、プレイヤーは都市の領域を「空港エリア」として塗りつぶし、その中に滑走路やターミナル、駐機場といったものを設置していく形になります。

今までの空港は設置すると全ての建物がついてきたので、自由度の高さでいえば本作のほうが圧倒的に高いですね。

設置可能な建物の一覧。空港外にも使えそうな建物が多い。

空港の建物やコンコースについては、それぞれ古いもの、現代的なもの、未来的なものの3種類がテーマとして用意されているなど、作りたい空港の雰囲気に合わせて柔軟に選択が可能になっています。

「Airports」における空港の運営

Airportsにおける空港は、CampusやParkLife等のエリア系建物と同様、空港単体で収益を上げて運営していくことが可能です。

空港の収入は飛行機を使う旅客によってもたらされます。このため、どれだけ大きな空港を建てたとしても、そこを利用する利用者がいなければ空港は破綻すると言えます。

空港にはレベルがある

空港はその発展の度合いによってレベルという概念があります。空港のレベルは3つあります。

レベル1の空港は小さな駐機場や小さなターミナルのみが利用可能です。

レベル1の空港が500名以上の乗客にサービスを提供し、魅力スコアが200を超えるとレベル2になります。レベル2の空港では、中型機の受け入れが可能となり、より多くの乗客を運ぶことが可能になります。

レベル2の空港が5000名以上の乗客を運び、魅力スコアが1000を上回るとレベル3になります。レベル3では大型機の受け入れが可能になるほか、航空会社の本部ビル、貨物ターミナル等の配置が可能になります。

上記のような事情があるため、大空港の建設を予定している場合には、かなり広め(1タイル)の敷地を確保しておく必要がありそうです。

空港の魅力スコアを上げるのは簡単だが、収支に注意が必要

空港には「魅力スコア」と呼ばれるスコアリング機能があります。これが高ければ高いほど空港の利用者は多くなるといえます。

魅力スコアを上昇させることは簡単で、駐機されている航空機や航空会社のラウンジを置くことで上昇させられます。

ただし、これらの建物には当然ランニングコストが乗ってくるため、たくさん建物を建てるとそれだけお金がかかります。一方で空港のレベルを上げるには魅力スコアを上げていく必要があるため、都市の資金に余裕がある状態で運営を開始したほうが無難です。

空港で収益を上げるには?

Airports DLCの空港は収益を上げることが可能で、その収入源は都市の住民や観光客による航空機の利用です。

航空機のチケットは「航空会社の本社」を設置することで金額の変更が可能になります。1枚あたり¢50が基本ですが、最高で200まで上げる事が可能です。運賃を上げれば上げるほど魅力スコアが下がっていくので注意が必要ですが、あまりにも空港が混雑しすぎてしまったとき等、便数を削減する意味合いで使うこともできそうです。

Airportsを購入する意義

以上、Airportsについて簡単に解説しました。このようにAirportsは、航空輸送に関して様々な機能を追加することができるため、今までの空港では満足できなかったプレイヤーや、さらなる都市の発展を目指したいプレイヤーにはうってつけの内容となっています。

またコンコースを始めとする様々な建物は空港以外でも利用できそうであるため、”Airpotify”のように空港外にも建物を建てられるMODができれば、例えば大型展示場、フェリーターミナルなどの他の建築物にも応用が効きそうです。

では最後に、空港に設置可能な建物のリストを紹介しましょう。

空港に設置可能な建物リスト

空港に設置可能な建物は以下のとおりです。

滑走路(必須)

空港に必須です。レベル1から利用可能。滑走路の長さは変更できない他、入り口と出口は滑走路の端に限られます。後々見た目などが気にならないよう、十分な長さを持って建設することが必要です。

誘導路(ほぼ必須)

誘導路は駐機場から滑走路まで飛行機が通るために必要なものです。一方通行しか提供されていないため、ターミナルと滑走路の間には最低2本、別方向で引く必要があります。

駐機場(必須)

駐機場は飛行機が空港に止まる際に必要です。レベル1では小型機向けの駐機場が利用可能で、レベルが上がるにつれてアンロックされていきます。

ターミナル(必須)

ターミナルは古い・現代風・未来風 ✕ 大中小の合計9種類があり、レベル1では小のみが利用可能です。車やバスで混雑しがちなため、混雑がひどいようであればより大型のターミナルへ切り替えていく必要があります。

コンコース

コンコースは今回の空港における重要な建物で、これを用いることで空港をどんどん拡張することが可能です。こちらも古い・現代風・未来風の3種類があります。コンコースには駐機場や航空会社のラウンジ、管制塔等を接続することが可能です。

コンコースのハブ

大型の空港を作成する際に必要となるおにぎり型の建物です。駐機場やラウンジを接続できる他、地下鉄駅が存在します。超大型の空港であれば、ターミナルとの行き来を地下鉄で行うようなケースもあるでしょう。

管制塔

ゲーム上特に意味はありませんが、空港の魅力スコアを上げることができます。

格納庫

レベル2で解禁。ゲーム上特に意味はありませんが、空港の魅力スコアを上げることができます。

ジェット燃料の給油所

ゲーム上特に意味はありませんが、空港の魅力スコアを上げることができます。

駐機された飛行機

ゲーム上特に意味はありませんが、空港の魅力スコアを上げることができます。

航空会社のラウンジ

空港の魅力スコアが上昇する建物です。

航空会社の本社

空港の魅力スコアが上昇するほか、チケットの価格や航空会社のスキンなどの変更が可能になります。

ホテル(2種類)

安いホテルと高いホテルの2種類が建造可能です。設置することで魅力スコアが上がります。

航空博物館

空港エリア外にも設置可能な建物です。純粋にユニーク建物として機能し、観光客の集客に繋げられます。

鉄道駅

レベル3で解禁されます。鉄道の乗客を直接空港に送り込むことができます。

高架鉄道(地下鉄)駅

レベル2で解禁されます。地下鉄の乗客を直接空港に送り込むことができます。

バスターミナル

バスの乗客を直接空港に送り込むことができるようになります。

貨物ターミナル

レベル3で解禁されます。航空貨物が扱えるようになり、都市の輸出入が飛躍的に簡単になります。周辺道路の渋滞の原因にもなるため、広大な敷地を用意しておく必要があるでしょう。

貨物鉄道の駅

レベル3で解禁されます。線路が4本あるほか、空港エリア外でも利用可能です。

上記のような建物を設置することで、空港をより発展させることができるようになります。

Airportsに付随する無料アップデートの内容

また、AirportsDLCの発売に合わせて本体に以下の変更が加えられます。

  • MrMaison制作の14本の新しい木
  • 装飾が施された道路や小道の樹木交換ツール
    • Extra Landscaping Toolsと非互換のため、MOD導入環境では正しく動きません(おそらく修正されます)
  • 建物のパネルから利用可能な都市サービス車両の選択
    • 清掃車などの利用車両をカスタマイズする機能ですが、Vehicles CCPを購入する必要があります。
  • 修景ツール:土壌貯蔵サイズが大きくなり、土壌をお金で購入して処分できるようになりました
    • 土壌を売り買いできるようになり、修景ツールの利用コストが下がります。
  • 飛行機がスタックする不具合を修正
  • 乗り物の生成ロジックの修正
  • アセットエディタにおいて市民のLODが保存されない不具合の修正