仕上げだけでも印象が変わる作品たち

仕上げだけでも印象が変わる作品たち

お待たせしました。CSLフォトコン第5回、PC版入賞者の声をお届けします。

今回インタビューに応じてくださったのは2位から4位のお三方です。なお、5位入賞作品「しろたんの森」は賞金辞退の申し出があったため、インタビューを割愛させていただきました。ご了承ください。

それでは早速、コメントを見ていきましょう。

4位「光」 – 河内乙子

今にも崩れ去りそうな幻の橋「タウシュベツ橋梁」が健在だったら、というイメージで作成。

空には星、星雲または天の川。
やさしく包む霧、雲や水面、山と木々、そして木洩れ日や橋脚、通りかかった列車にも夕陽が降り注いでいます。幻想的な一瞬を彩りました。

ここには煌びやかなイルミネーションは無いけれど、自然の光がたくさん集まって、この橋を見守っています。

今にも崩れ去りそうな幻の橋「タウシュベツ橋梁」が健在だったら、というイメージで作成。

かすかに見える星、星雲または天の川。
やさしく包む霧、水面や雲、山や木々と木洩れ日。
橋脚や通りかかった列車も陽光を浴びて輝く、幻想的な一瞬の景色を切り取りました。

ここには煌びやかなイルミネーションはありませんが、たくさんの「自然」の光が、この橋を見守っています。
(応募時の紹介文に加筆しています)

おめでとうございます!入賞が決まったときの率直な感想を教えてください。

フォトコンテストも5回目まで来て少しは良いものを作る事ができるようになったと思っていたのですが、自信はあまりなかったです。
皆さんの作品がどれも良いなと感じていたので、入賞が決まってびっくりしました。

作品のこだわりポイントを教えてください。どのような点が評価されたと思いますか?

基本は街づくりのゲームですので、何かしら街や人の流れを感じさせる要素は残したかったのですが、「自然」がテーマで苦戦しました。
『光』 については「普段は見る事のできない一瞬の景色」を目指して、見える景色だけではない、その場の空気や時間を感じさせるものとしました。
自身、まるで何もない自然の真っ只中に住んでた時期があり、何でもありがたいと思えた経験が生きたのかも知れないな、と思っています。

今後コンテストに応募する方へのメッセージ、その他伝えたいことはありますか?

自分の見たい街、景色、鉄道や道路など、自由に絵を描くように遊ぶことのできるこのゲームが好きです。

私は技術も高価なPCも持っていませんが、自分なりに楽しむ事ができるCSLフォトコンテストが大好きです。

みんな凄いからと凹む事もありましたが、楽しみながら街や景色を作る事で得られる時間はとても有意義なので、箱庭づくりを楽しむような感覚で続けていけたらなぁと思います。
・・・・・・皆さんもどうですか?

ありがとうございました。
悩んだものとしていくつか画像をいただきましたので一部をピックアップして紹介します。

3位「思い出して」 – はなまるうどん

ファンタジーゲームに出てくるような迫力ある風景をストレートに表現してみました。あくまで自然が主役ということで、特に手前に広がる草原がお気に入りポイントです。

おめでとうございます!入賞が決まったときの率直な感想を教えてください。

今回でフォトコンへの参加を一区切りさせていただこうと考えていたので、最後の最後で入賞できて素直に嬉しかったです!

作品のこだわりポイントを教えてください。どのような点が評価されたと思いますか?

ジオラマプレイを始めたときから自然の作り込みにはこだわりを持って取り組んできたので、今回は題材自体はストレートなものにして、その分リアルな自然の描写に注力しました!
ただ評価という点ではぱっと見の迫力や作り込み感といったことの方が大きくて、自然そのものについてはむしろ変に引っかかりの無い、まさに自然なものとして見ていただけたのではと思っています。

今後コンテストに応募する方へのメッセージ、その他伝えたいことはありますか?

ここまで全5回にわたって計6作品を応募いたしましたが、毎回皆さんにいただけるリアクションが本当に嬉しく、普段のゲームプレイには無いフォトコンテストならではの楽しい時間を経験させていただきました!コンテストへの参加はしばらく難しくなってしまいそうですが、今後は自分なりのゲーム知識やノウハウを共有していけたらと考えていますのでよろしくお願いします!(ガッツリYoutuberになるとかではないです笑)

ありがとうございました。

同アングルで撮影された作品完成までの進捗。1枚目でおおまかなイメージを決め、それにどんどんディティールを継ぎ足していっている様が分かる。

2位「兵どもが夢の跡」 – taro

「兵どもが夢の跡」は江戸時代の俳人、松尾芭蕉がかつての奥州藤原氏の繁栄の跡が今では草むらとなっている事を詠んだ句の一部です。儚い人の世と自然の対比を表現しました。

おめでとうございます!入賞が決まったときの率直な感想を教えてください。

発表のタイミングで配信に参加していなかったので、後から確認したときに入賞してびっくりしました。
レベルの高い作品ばかりだった中で入賞できたことを嬉しく思います。

作品のこだわりポイントを教えてください。どのような点が評価されたと思いますか?

評価された点はやはりしろた、、、
違いますね。

テーマが「自然」なので、植物の部分で「綺麗に汚す」ことを心がけました。
例えば城壁はgrassデカール+POで大きくしたツタの組み合わせでディティールアップしています。また、草むらの部分は、色の違う草も混ぜることでアクセントをつけています。
他には、霧をかけたので分かりづらくなっていますが、ronyx氏の田んぼアセットの上から水溜りのデカールを重ねることで水面をリアルにしています。
そのあたりの評価が大きかったのかなと思っております。

今後コンテストに応募する方へのメッセージ、その他伝えたいことはありますか?

別視点を見て頂ければ分かると思いますが、今回は写真に写らない場所は全く作っていません。既に作ってある街のスクリーンショットを投稿することも出来ますし、気軽に参加して欲しいと思います。
次回以降も皆様が作った風景(しろたんも)を見ることを非常に楽しみにしています。

ありがとうございました。

霧を外した状態の1枚。遠近法に霧が役立っていることがよくわかる。
シーン全体の画像。見ての通り、写真として映り込む範囲のみをしっかりと作り込んでいる。

おわりに

入賞者の声で参考になったものはあるでしょうか?
アイデアの種や考え方など少しでも皆様のためになればと思っています。次回は、PC版1位のインタビュー記事を予定しています。お楽しみに。