みなさん、こんにちは。
CSLを起動しても線路を引くばかりでマップが全く埋まらない、市長というよりもTrainFeverなYODOHです。
Cities:Skylinesには鉄道のダイヤグラム機能が存在しないことはご存知の通りですが、
Traffic Manager:President Edition(以下、TM:PE)を使うとダイヤっぽいものを組むことができます。
今回はその方法について述べさせていただきます。
注意
- この方法ではSingleTrainTrackAIが使えませんので、単線区間で列車が立ち往生する場合があります。
- デスポーン機能がオンになっていると長時間の信号待ちで列車が消え、ダイヤが成り立たない場合があります。
SingleTrainTrackAIをオフにするとTM:PEのTimed Traffic Lights(時間設定付き信号)の機能で線路を選択できるようになります。
この状態で以下の記事は読み進めてください。
単線区間の信号制御
単線区間における信号制御 pic.twitter.com/JO9wSvTzLG
— YODOH (@YODOH_Gaming) January 21, 2019
路線のデザイン
- 列車の行き違い待ちの時間を減らすため、駅は複線でつくります。(棒線駅を設置すると、とんでもない待ち時間が生じます)
- 駅間の距離はできるだけ統一します。
信号の設定
- TM:PEの時間設定付き信号を開き、単線区間のノードを全て選択していきます。
- 時間設定付き信号の設定をクリックして設定画面を開きます。
- 状態の追加をクリックして、単線区間内の信号を両方向とも全て青信号にします。
- 複線→単線への出発信号は両端とも必ず赤信号に設定します。(ロード時に信号サイクルは上から読み込まれるため)
- 最短時間は5、最長時間は9999に設定。
- 信号の切り替え条件は通過率=0にし、感度は0.001とします。
- 追加ボタンを押します。
全て行うと以下のようになります。
これをサイクル1とします。
サイクル2では複線→単線の出発信号のどちらか一方のみを青信号にします。切替条件は通過率>0。
最短時間は5程度、最長時間はお好みで。
(最長時間は9999などの長時間で設定すると交互通行になります。続行運転を許容するなら10とかで良いんじゃないでしょうか)
サイクル3はサイクル1と全く同じものを挿入します。
サイクル4ではサイクル2とは逆方向の出発信号のみ青信号にします。切替条件は通過率>0。
全て設定するとこのように4つのサイクルから成り立つ信号ができます。
これで単線区間の信号設定は終了です。
TM:PE作例1 pic.twitter.com/k7rBfO2zmj
— YODOH (@YODOH_Gaming) August 27, 2020
Tips:終端駅を単線にしたい・棒線駅を挿入したい場合(上級者向け)
単線区間と単線の駅構内を全て選択して1つの閉塞とします。
設定方法は同じですが、Station Trackを短くして車両が駅に停車する際にノードの上に止まるようにしてください。
そうすれば通過率=0とならず、信号の切り替わりを防げます。
また、終端が単線の場合は続行運転が起こらないようご注意ください。
列車の追い越し・交互発車をさせる
TMPEを使うと好きな駅で追い越し、接続、交互発車、行き違いを行うことができます。近いうちに解説した動画を作りたいと思います。#citiesskylines pic.twitter.com/X8gSj6eRtH
— YODOH (@YODOH_Gaming) November 8, 2019
残念ながら、TM:PEでは列車の接近方向を検知することはできません。
ですので、複線線路を使っている場合は単線線路x2にバラす必要があります。
駅のデザイン
複線線路→単線x2への移行には私が作成したRailway Switchを使うと簡単に作成できます。
以下のように配線します。
この際本線のStation Trackは上下線で位置をずらすこと、編成長よりも短くしてノード上で停車させることが重要です。
※本線側の全列車を通過させる場合は画像の説明を無視し、そもそもStation Trackを設置しないでください。
信号の設定
必ず追い越しさせる場合・交互発車
選択するノードは2つで十分です。
最短時間は5、最長時間は9999で交互に青信号が出るように2サイクル作成します。切替条件は通過率>0です。
最長時間を例えば60とすれば、60秒待っても相手の列車が来ない場合先発できます。
うまくいかない場合は、両方の出発信号は赤で最長・最短時間共に5秒ほどのサイクルを間に挿入してください。
後続列車が接近している場合に待避させる
後続列車が接近している場合のみ停車時間を伸ばし、本線側を先発させます。
この場合は列車の進入側のノードも選択し、在線検知を行います。
画像の2つのサイクルを作成すると良いでしょう。本線開通側の最短時間を長めにすることをオススメします。
TM:PE作例2
上が追い越し、下が交互発車 pic.twitter.com/NbdeSMLIBf— YODOH (@YODOH_Gaming) August 27, 2020
列車の接続・同時発車をさせる
支線が分岐する駅では列車の接続待ちや同時発車をさせたくなることもあるでしょう。
到着のタイミングが近い列車同士で接続を取り、同時発車させてみます。
駅のデザイン
編成長よりも長いStation Trackを設置して、列車の進入側に在線検知回路を伸ばします。
1つ目のサイクルとして出発信号機は赤、2つ目のサイクルで出発信号機を青にします。
列車が在線検知されていると出発信号が青に切り替わらず、接続を取るようになります。
TM:PE作例3-同時発車編 pic.twitter.com/Il4bgCCFJV
— YODOH (@YODOH_Gaming) August 27, 2020
乗り換え時間の確保のために、サイクルの間に最低時間が5秒ほどの赤信号のサイクルを更に挿入するのも良いかもしれません。
さいごに
ここまで読んだあなたには淡路駅のような平面交差で支障しまくりの駅であっても信号制御ができるようになっているはずです。
あなたの街を走る鉄道を市民の利用しやすいように是非ダイヤ改正してあげましょう!!
現在開催中のフォトコンテスト#2「旅」の応募は2020/09/25 までとなっております。
皆様からの多数の応募をお待ちしています。