こんにちは、ピーポーです。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、私はコンソール版Cities: Skylines等のシミュレーションゲームのゆっくり実況プレイ動画を投稿する活動をしています。
この度、CSL Contest運営チームの皆様からコラム執筆の機会を頂きましたので、私は『コンソール版Cities: Skylinesならではの魅力』について、コンソール版ならではという観点から、大きく3点に分けてお話したいと思います。
また、以下の内容は筆者がプレイしているPS4版を中心としており、各ハードによっては仕様が異なる場合があります、ご容赦。
配られた手札でいかに工夫して戦うか
PC版の発売から約2年後、XboxOne版を皮切りにPS4版やSwitch版にまで展開されたコンソール版。PC版とコンソール版の大きな違いと言えば、MODが使えないということです(XboxOne版については一部適用されているようですが)。
「MODが使えないならPC版の方がええやん!」と思う方がいるかもしれません。しかし、コンソール版の魅力は『配られた手札でいかに工夫して戦うか』というところにあります。
例えば…
- モデレーションモールをサービスエリアの建物に見立てる
- 舗装歩道をコンクリートや空港の誘導路に見立てる
- 汚染を利用して紅葉を表現する
- インダストリーで追加された鉱山(小)を用いて工事現場を表現する
などなど挙げればきりがありません。
ないものをあるものでどのように表現するかというところに重点が置かれているのは、バニラ環境のコンソール版ならではの魅力ではないでしょうか。自分が創りたいものをいかに表現するか試行錯誤の過程は非常に楽しいものですし、上手く表現できた時の達成感もひとしおです。
コンソール版だからこそ生み出されてきたテクニック
先程と内容的にはそこまで違いはないですが、『コンソール版だからこそ生み出されてきたテクニック』も魅力のひとつではないでしょうか。
これまで、海岸線への設置判定を逆手に取った陸上岸壁や、接続判定を利用した1マス・2マス開け、支柱ずらし・消しなど、様々なテクニックがユーザーによって生み出され、共有されてきました。これらのテクニックを上手く使い分けることによって、あるときはよりリアルな風景を、またあるときはゲームならではの風景を創り出すことができます。
これらのテクニック等は、私と同じくPS4版Cities: Skylinesの動画を投稿されているBaikokuさんが動画でまとめられています。街づくりに行き詰ったときや、何かアイデアが欲しいとき、もう一段階レベルアップしたいときに観てみると良いでしょう。
交通渋滞をどのようにして捌くか
Cities: Skylinesは交通シミュレーションゲームとして非常に優秀です。住民は買い物をしに商業施設へ行き、働くために産業施設へ向かうといった現実に近い動きをします。その結果、多くの市長を悩ませてきた交通渋滞が発生する訳ですが、この『交通渋滞をどのようにして捌くか』という都市開発シミュレーション本来のゲーム性を十分に楽しむことができるのも、バニラ環境のコンソール版ならではの魅力でしょう。
渋滞対策にはいくつかありますが、その中でもとりわけJCT・IC建設を用いた方法は多くのユーザーによって重要視されてきました。
余談ですが、私もJCT・IC建設の再現性の高さや自由度に魅了されたユーザーのひとりだったりします。
閑話休題、JCT・ICには様々な形があり、その種類によってどれだけの交通量を捌けるのか、どれくらいの土地面積を使うのかなど変わってきます。
ですので、その時々の渋滞の状況によって建設する種類を変えてみたり、はたまたオリジナルのJCT・ICを造ってみたり、現実にあるものを再現してみたり、様々な可能性を探る過程は非常に楽しいですし、自分が整備したインフラ設備を計画通りに住民が使ってくれたときは、きっと夜神月ばりにニヤリとしてしまうことでしょう。
おわりに
さて今回は、コンソール版Cities: Skylinesならではの魅力について、コンテストの参考になるような表現例や、テクニックを交えながらお話していきました。このコラムがCities: Skylinesの魅力の再発見や、街づくりの助けになれば幸いです。
良ければ、皆さんにとっての魅力も是非コメントなどで教えてくださいね。
現在応募中のフォトコンテストにはPCの2部門以外にコンソール部門も設けられています。自分の作品がたくさんの人の目に触れるという経験はなかなかできないと思いますので、是非応募してみてください。きっと自分が想像しているよりもたくさんの反応が返ってくると思いますし、モチベーション維持にもつながります。そして何より楽しいですよ!
私もCities: Skylinesプレイヤーのひとりとして、皆さんのコンテスト応募作品を楽しみにしています。
それでは。