こんにちは、CSL Contest事務局のがともです。先日は第8回フォトコンテストへのご参加ありがとうございました!
この記事では、第8回CSLフォトコンテストの優勝者コメントと、皆様の製作の裏側をお知らせしたいと思います。
グランプリ決定放送のアーカイブは以下にありますので、こちらもぜひご覧ください。
PC版優勝は Tomo さんの「この画を求めて500km…」
「トワイライトエクスプレス瑞風」を主題に据えたS字カーブを駆け抜ける1枚。山口県を走る山陰本線の「飯井駅」に実在する風景をモチーフに再現した作品です。投稿者であるTomoさんは、この「トワイライトエクスプレス瑞風」のアセットの作者でもあり、自作アセットを主題に据えて見事優勝を勝ち取りました。
作者からのコメント
受賞したときの率直な気持ちは?
素直にびっくりしました。実際作品を作っているときから自身が一切なく、もし入賞できたとしても上位には入らないだろうと思って聞いており、案の定3位くらいまでで出てこず入賞は諦めていました。一位で出てきたときは声に出して驚きました。
この作品を作る上で工夫した点・苦労した点
私は風景を考えて作品を作るのがとても苦手で、周りの方々のようなファンタジーな作品などには到底及べないと思ったのでリアルな実際にある風景を再現することにしました。審査員特別賞とは一番かけ離れた作品といっていいほど、テーマのど真ん中をつく作品になりました。皆さんとは発想力という点で劣っている分、パッと見て「すごい」と思っていただける作品を目指しました。
皆様へのメッセージ
今回学んだことで主催者様も講評で言っておられたことですが「1位じゃなくていい」ということは大事だと思いました。1人が持つ3票は投票者の中では順位があっても実際票の数には表れないので3位までに入ればいいということです。私のように発想力に自信がなくても出してみれば何かが起きるかもしれないということを示せたようでよかったです。
審査員長(神乃木リュウイチ)選評
1位は極めて王道な「これぞ鉄道写真」といえる作品が入賞しました。オリジナルのアセットである鉄道車両を主題に据えた上での1位はまさしく作者としても投稿者としても嬉しいことでしょう。アイデアに優れた作品やあっと言わせる作品がたくさんあった中で本作品が優勝に輝いた理由は、やはり「誰にとっても良いと思える」作品だったことが関係していると思います。アイデアや技術だけで勝負せずとも、「こういう作品を作りたい」と思う強い情熱さえあれば優勝をも勝ち取れるという良い例になったと思います。
受賞作品の裏側
写真の構図を引きで見たもの。写真に映り込む部分のみを集中して制作していることがわかる。
逆側から見たもの。土手の下部なども作られていないが、構図に写り込まないので何の問題もない。
反対側から見たもの。築堤ネットワークのみが少し伸びており、写真でみるとあたかも道路が右手に続いているかのようにみえる。
コンソール版優勝は Shiva’s さんの「CS警察航空隊出動せよ」
中央に見えるパラドックス社のロゴにそっくりなパラドックス島。その再現率の高さが目を引く作品が見事コンソール版で優勝を獲得しました。YouTubeにアップロードされているCities: Skylines動画の全てに目を通しているのではないかというほど、様々なところで見かける作者のShiva’sさんにお話を伺います。
作者からのコメント
受賞したときの率直な気持ちは?
皆さんの作品を見たときに入賞は無いなと思っていたので、えっ!?てなりました。
そして手が震え出し、興奮収まらずその日は眠れませんでした。
前回は2位とNewhorizon氏からの審査員賞。今回はグランプリと最高の日でした。
この作品を作る上で工夫した点・苦労した点
交通=シティーズスカイランそのものであると考え、全景で勝負したいと考えました。
どう表現すれば伝わるのかを考えたときに、本ゲームをする方なら誰もが知っているあのロゴに着目。また、普段は目立たないが緊急時には大活躍する警察ヘリコプターを交通の主役として選択。ぱっと見たときには地味だけど、島全体に隠されている細かなこだわりで警察ヘリコプターがより引き立つようにまとめました。細かなこだわりが評価されたのかなと思っています。
皆様へのメッセージ
SNSにはCSLフォトコンテストで入賞できる素晴らしい方々が溢れています。そうです、そこのあなたです。ぜひ参加して、シティーズスカイラインを盛り上げていきましょう。楽しみましょう。次の主役はあなたです!!
最後に、CSLフォトコンテストの運営の皆様、ご覧頂いた皆様、誠に有難うございました。っと感謝の言葉を残し、再び私は修行の旅に出るのであった・・・
審査員長(神乃木リュウイチ)選評
構図やモチーフはもちろんのことですが、何よりも街の作り込みが美しい作品です。中央部はParadoxのロゴを島としていますが、よく見ると高速道路、高級レジデンス、商業区画などがしっかりと配置されており、ただの地形ではなく街として意味のある配置になっています。街である以上は警察や消防などの行政サービスも必要なわけで、映っているヘリコプターはアクセス手段が限られる島へ、スムーズに空からアプローチする手段といえそうです。このような細かい説得力の積み上げと、画としてのインパクトが功を奏し、多くの人々の票を集めたのではないかと思います。
受賞作品の裏側
被写体となった島からの画像。中までしっかりと作りこまれていることがわかる。
撮影場所付近。ヘリの高度を稼ぐために、かなり高所に施設を設置している。
今回は採用を見送った航空灯緑バージョン。
航空灯赤バージョンの別デザイン。
夜景でもパラドックスのロゴが目立つよう、海岸まできっちりとライティングされている。
受賞作に近いアングルからの夜景。ロゴは目立つ代わりに、ヘリの存在感が薄くなったか。
夕景。建築物の反射光が受賞作品よりやや強い。同じアングルでも微妙な印象の差が出る。
コロッサルオーダー社屋側から見た景色。奥に見える垂直な山がヘリポート。
パラドックスやコロッサルオーダーだけでなく、スパイクチュンソフトやUnityのロゴまでつながっており、こだわりが詰まっている。
コンテストの舞台裏
ここからはコンテストの舞台裏と題して、応募者の皆様の裏話をまとめて紹介します。Twitterにてハッシュタグ #cslphoto にて募集していますので、別アングルや裏話がありましたら投稿してみてください!
次のフォトコンは6月~7月頃の予定です
以上、CSL Contest #8 の舞台裏と優勝作品インタビューをお届けいたしました。「交通」と言えば渋滞解消ゲームの異名をとるCSLのど真ん中を行くテーマで、様々な解釈の交通が出揃った大会となりました。
次回のコンテストは「懐かし / 新しい」をテーマに開催することが決まっています。過去大会のテーマも難しいものがありましたが、次回はさらにふわっとしたテーマということでさらに頭を悩ませるのではないでしょうか。テーマの解釈は皆さん次第です。次回も皆様の参加をお待ちしております。