アイデアやメッセージ性を重視したフォトコンLite作品紹介

アイデアやメッセージ性を重視したフォトコンLite作品紹介

皆さんこんばんは、がともです。これまでCSLフォトコンを3回開催でき、嬉しいことに回を重ねるごとに参加者のレベルが向上していると実感しています。このことは審査員の感想からはもちろんですが、アンケートでも同様のご意見を頂戴しています。

レベル向上は喜ばしい反面、「レベルが高すぎて参加に躊躇してしまう」という声もいただいています。もともとCities: Skylinesを盛り上げるために開催しているフォトコンですが、さらに界隈が盛り上がるためにはより気軽に参加できるようにする必要があると考えています。そこで、本サイトで開催しているフォトコンよりも気軽に参加できるよう、CSLフォトコンLiteという簡易版フォトコン企画を試験的に開催したところ、9作品ものユニークなご応募をいただいたためこちらのコラムにて作品紹介をさせていただきます。これまでのフォトコンでは見られなかったテクニックも飛び出しました。

CSLフォトコンLiteとは?

より気軽に参加できるフォトイベントを目指して立ち上げました。評価はアイデアやメッセージ性を重視しています。

第一回のテーマは「バニラ車両」で開催しました。DLCを含むゲーム標準で提供されている車両が写真に映っていることが条件です。

また、エントリーから審査までをTwitter上で完結させています。PS4やSwitchなどのコンソール版にはTwitter連携機能が搭載されているため、従来より参加しやすくなっています。

 

作品紹介

まずは優勝作品から紹介します。

優勝は牧場直営のソフトクリーム販売ワゴンをモチーフにした一作。PC版でプレイされているため、全体的に小物を丁寧に配置されている印象です。特に牛が寄ってきているようにうまいこと配置されており、説明文で補完されています。説明文とギャグ(?)が三位一体となって掴んだ優勝でした。

 

2位に輝いたのは某映画シリーズのようなカット。バニラプレイでよく見かけるスプレーカーが使われています。PS4版で撮影されていますがこの迫力を出せるものかと驚きました。おそらく撮影直前に道路を削除して車を浮かせて見せているのではないかと推測します。これぞまさに一瞬を切り取るフォトコンならではの技ですね。

 

3位はドーナツカーを利用した作品。太陽の光がちょうどリングから差し込む、幻想的な一枚に仕上がっています。今回のコンテストの最多出場はドーナツカーでしたが、太陽とうまく絡めた作品はこの一枚だけでした。なお、本作品はPC版で撮影されています。コンソール版やバニラ環境で撮影すると空が少し赤味がかった雰囲気になります。

 

ここからはエントリー順で紹介します。

ローアングルと2台の角度がマッチして、やんちゃな雰囲気に仕上がっています。スニーカーのCMにありそうだなと思ってしまいました。そして、やんちゃな雰囲気に合わせた説明文のおかげで、さらに作品の世界観に引き込まれます。

 

Cities: Skylines界最大の謎車両に対して誰もが感じる感想をぶつけていて、共感度の高い作品です。プレイ中はリアルさが薄れるためあまり出てほしくない車両ですが、それを逆手にとって作品まで昇華していると思います。

 

某有名映画のようなワンシーン。ナチュラルディザスターの落雷を駆使してうまく表現しています。通常のフォトコンでは災害を使った表現は見かけなかったため、表現の幅が広がるのではないでしょうか。

 

ナチュラルディザスターの隕石を利用した作品です。着弾時の爆発を爆破炎上スタントに見立てて撮影するという技は斬新ですね。また、説明文のフラグ回収からの勢いのある写真という流れが秀逸です。なお、よく見てみると、画像の右上の方に被災した別の車両たちが映っています。

 

説明文から伝わるストーリーが素晴らしく、暗い空と明るい道路の対比がドライバーの不安と期待を表しているのかなと感じました。昼の撮影ではこの雰囲気は出ないため、夜または日の出が正解になりそうですね。

 

シティーズあるあるの空飛ぶ車ですが、説明によってストーリーが補完されています。しかもその内容が市長都合によるものなので、プレイヤーであれば共感できるのではないでしょうか。何よりSwitch版でも充分表現できることを証明してくださった一枚です。

 

おわりに

CSLフォトコンLiteの作品、いかがでしたか?制約がある中で工夫されたアイデアやメッセージ性は素晴らしいもの作品ばかりでした。また、フォトコンLiteでは説明文も凝ったものが多かった印象です。説明文を作りこむことで、作品の世界観や工夫点をより詳細に伝えることができます。こちらは本家フォトコンにも応用できるのではないでしょうか。